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友よ 星の数だけ 幸せを
月光荘とは〈創業者・橋本兵蔵の人物像〉
〜月光荘おやじ〜
 自らを「月光荘おやじ」と名乗った創業者・橋本兵蔵は、お客様から「月光荘おじさん」と親しまれていました。商売人というよりも職人気質なところがあり、いつもお客さまに喜んでもらえるようにと、職人たちと一緒になってオリジナル製品の開発に当たっていました。そして、使いもしないうちから思いつきで文句を言って批判する方には、「もう来んでいい!帰れ!」と追い返してしまうこともありました。 それでも、しばらくすると追い返された人の多くが「おやじー」といって、またお店に戻ってきてくださるのです。
 また、今では当たり前となったレジも当時はなく、昔の八百屋さんや魚屋さんにあったようなつり銭カゴが天井から吊されていました。お客様は自分でそこに代金を入れ、つり銭を取って勘定をするというやり方でした。若く貧しい画家が、多く釣り銭を持ち帰ることもあったようですが、兵藏はそういったことには目をつむっていました。秘かに絵描きたちを支援する気持ちがあったからです。
 その頃のお客様が当時を偲んで訪ねてくださり、 「もう時効だと思うから白状するけど…」 という思い出話が聞かれるのも、懐かしい一時です。

〜こどもにこそ本物を〜
 月光荘の画材は、プロの画家はもちろん趣味で絵を描かれる方、そしてお子様まで、同じ道具の中から、絵の具一色、筆一本を、描きたいものに合わせてひとつひとつ組み合わせてお使いいただいています。子供用の安い絵の具セットというご用意はありません。
 あるとき「子供に使わせるもので、安い絵の具はありませんか」とお店にやってきたお客様に、兵蔵はこうお答えしました。
「倹約するのはおまえさんのほうだよ。大人はもうある程度できあがってるのだから、どんなもの使ったってもう変わらない。 子供にこそ、白紙のなかに濁りのないほんとうの色をみせなくちゃいけない。 子供の世界に、ほんものをちゃんと置いといてやらないと感覚がくるったまま大きくなってしまうのよ。それが一番おそろしいこと。 音感があるように色感というのもあって、それは一生の宝。 素直な色感が育ってはじめて、その人なりのおしゃれが生まれてくるのでしょ。」と。
 2度と訪れることのない感性の養われる大切な時期だからこそ、特に子供たちには本物の感触を知っていただきたいのです。