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友よ 星の数だけ 幸せを
筆
描く・彩る・消す ―
月光荘画材店の筆の軸にはニスや塗装をせず、白木そのままにしています。それは筆に色や仕上げが施されていると、描いているときに絵の具以外の色が視界に入って反射するため邪魔になり、また長時間描いていると、汗をかいた手がすべりやすくなるためです。自然の生地のままで長くて弾力のあるジクは、あたりがよくて軽いから長い時間お使いいただいても疲れを感じません。
100%動物の毛を使い、水彩絵の具用には水を良く吸い上げのよい馬毛を、油絵の具用にはブタの背すじだけからとった、こしのある豚毛を使っています。筆先は職人が毛の癖を活かしながら1本1本毛を梳いて形を整え、抜けることのないよう、穂の2倍近くの毛を口金の中にしっかり巻き締めています。
こうして職人さんがひとつひとつ丁寧に作っているため、絵の具をたっぷり含んでくれる具合のよい先細りの毛先が、十分な長さと厚みをもって自然にまとまるようになっており、何年もの激しく絶え間ない使用にもくずれにくくできています。
大量生産の筆は、毛がナイロンであったり、金具の締めが甘くて描いているうちに毛がぼろぼろ抜け、せっかく描いた画の上に貼り付いてしまうことがあります。
月光荘画材店の筆は、お使いいただいているうちに万一金具が緩んでしまっても、毛や軸が腐っていなければ、職人に締め直してもらうことが出来ますので、安心して長くお使いいただけます。



豚の背すじからだけ取った剛毛は、筆の中でもっともコシが強いので、油絵の具に最適。油の粘りに負けません。毛先が枝毛になっているので自然に絡み合ってまとまり、何年もの激しい絶え間ない使用にも耐える。
メロンシロン
水たぬきの一種。豚毛より少し柔らかいので、描いた時の絵の具の伸びが良い。コシがあるので油絵の具に適している。毛の性質上、毛先が多少開いている。
油・馬
水彩馬より豚毛の混合率が高いので、絵の具をたっぷりふくみつつも油に負けないコシを実現。溶き油でのばした油絵の具に適している。
水・馬
水含みが抜群。水で溶かした水彩絵の具をしっかりと筆の中にため込むので、たっぷり絵の具を含ませたら、一度に長く描ける。気分が途切れない。コシをもたせるため、若干の豚毛を混ぜている。
イタチ
毛皮としてセーブルの名前でも呼ばれる高級筆。大変繊細でやわらかく、極細の線や点が描ける。手の動きや呼吸を筆がうまく吸収してくれるので、微妙なラインの表現が可能。
面相
毛皮としてセーブルの名前でも呼ばれる高級筆。穂先の長さは3種類。「イタチ筆」より穂先が長く細いため、より細密な表現が可能です。短い毛は扱いやすく、長い毛ほど繊細で柔らかいラインが引けます。