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絵を描くということ

絵を描くということ

生きていく上で、自分が感じていることをうまく表現して伝える力はとても大切です。自分自身を良く知ることが相手を知ることにつながり、考えや気持ちをスムーズに伝えることができれば、生きる世界が自然に広がっていきます。

絵を描くことは、思いや感情を具体的な形にするとても効果的な方法です。頭に浮かんだ景色を言葉による説明だけではなく、ビジュアルで丸ごと伝えられる感性は、今後ますます重要となります。

また鮮やかな発色に触れ、美しいと感じる色の組み合わせをたくさんインプットできれば、それが服のコーディネートや食卓の盛り付け、自宅の家具選びなど、日々の暮らしの中に自然と反映されていきます。

鮮やかな色で心を動かし、暮らしに彩りを加え、さらに視覚的に考えをまとめ、伝えることができるようになる。それが絵を描くことで受け取れる、見えないけれど確かなギフトです。

撮影:Robert Whitaker
提供:Benjamin Whitaker